研究会のHP管理人も務めておりますが,ポジティブ心理学研究会に参加しました。
今回で2回目ですが,紹介される研究のレベルが高く,ディスカッションの内容も非常に参考になりました(時折,頭が痛くなるほどです)。
ポジティブ心理学は人の健康・幸福に関わる重要な分野である一方で,やはり曖昧である部分も多いと研究をしながら思います。
ただ,その曖昧さが何によるものなのかは非常に興味深く感じます(「幸福」って言われるとなんとなくは分かるけど,言葉にしようとするとよくわからなくなりますよね)。
諸先生方との質疑を踏まえると,ポジティブ心理学というのは,やはり,「1つの観点」であるように思います。
また,その人の価値,あるいは社会的な価値が,どのような視点から物事を切り取るかを決めているのでしょう(ありきたりの話かもしれませんが)。
最後の質疑にありましたが,日本人の強みってなんなのでしょうか?
文化比較研究の知見を統合すれば,どのような特性・能力が優れているか分かるかもしれません。
いままで研究されてこなかった,日本人独自の(厳密な日本人の定義もまた難しいのですが)能力がブルーオーシャンとして広がっているかもしれません。
次回は基礎研究もよいですが,ワークショップなども良いと思いました。
日本ではワークを導入する→効果検証するという流れがまだまだ出来ていません。
有名なプログラムをしっかり日本で出来れば,それだけで第一人者になれるのになぁと思う日々です。
それでは,またの機会を楽しみにしています。
写真は島井先生よりいただいた「強みバッジ」です。
どうしても自分に足りないものを探してしまいますね。。。